瀬戸内のエコな話題をお伝えする「エコナビ」です。商品を作った後の革だという、この穴だらけの端材を使って、まるで宝石のようなかばんを作るエコな取り組みを紹介します。
宝石の代表的なカットの一つ「エメラルドカット」を表現し、「マット」と「ツヤ」2種類の加工をすることで宝石の色味やきらめきを表現したバッグ、その名も「1,000ct Bag(カラット バッグ)」。家庭を持ち、母親でもある女性たちがその経験とスキルを掛け合わせてできた高松市の会社「higoto(ひごと)」の商品です。
(higoto 梶原麻美子さん)
「縫製の町・東かがわ市のカバン工場の革の端材を解決するために取り組みを始めた。端材を見た時、宝の山!だと思った」
革製品を作る縫製工場では1枚の革につき約30%が端材として廃棄されるといいます。higotoではその端材からかばんを製作することで、約20%の廃棄削減につなげています。製品に利用されなかった革はそれぞれ異なるため、アップサイクルされたバッグはどれ一つとして同じものがないのも魅力です。
(佐藤理子アナウンサー)
「マチもしっかりあるし、とにかく軽い」
(higoto 梶原麻美子さん)
「「かわいい!」「欲しい!」からアップサイクルにつながっていくのはもちろん、小さなときめきから地域の可能性を広げ、楽しく未来につなげていける活動ができたらいい」
端材から日常に輝きをプラスする製品として産まれ変わったアップサイクルバッグ。販売はECサイトなどで行われています。