自民党の河野太郎前デジタル大臣がフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、参議院選挙の敗北の責任をとって森山幹事長は辞任するべきだとの考えを示した。
参院選の与党過半数割れで進退が注目される中、石破首相はきのうのNHKのインタビューで「(日米関税交渉の)合意に達したということだけれども実行するのはこれから。そこはやっぱり私どもとして責任を持たなければならない」と続投への意欲をにじませた。
この発言について河野氏は、「日米の関税交渉が決まったとはいえ、まだ口約束です。これからいろんなご判断を石破首相と赤沢大臣でしなければがならないが、総選挙・参院選と2つ惨敗をしたわけですから、首相がまだ日米関税交渉もあると言うならば、それなら幹事長が全責任を負って自分がけじめをつけるからということで、何らかのけじめというのは組織として必要だと思います」とけじめの必要性を訴え、さらに、森山幹事長は辞任すべきということかとの問いに「そうです」と答えた。
一方、同席した国民民主党の古川元久代表代行は、「政治は結果責任が問われる。トップが責任をとらないと次にはなかなか進めないと思う」と述べた。
番組では、党内から退陣論が噴出している中、もし退陣に追い込まれた場合の“ポスト石破”について河野氏に迫るなど、少数与党の政権運営についても橋下徹らと議論した。