名古屋のソウルフード・スガキヤが次々と新業態に挑戦しています。たこ焼き専門店やカスタマイズ鍋焼きうどん店に続き、2025年2月には男性客を中心に人気を集めるラーメン店「金ことぶき。」をオープンしました。魚介だしに背脂や白醤油を合わせ、国産豚チャーシューをたっぷり乗せた濃厚ながらすっきり食べられる一杯が話題です。

■とろとろチャーシューは本家の10倍…スガキヤの新業態はガッツリ系ラーメン
名古屋のラーメンといえば、スガキヤらーめん。豚骨スープに魚介系のだしを合わせたダブルスープで、さっぱりしつつ旨みがあり、子供にも大人気です。

2024年、スガキヤはラーメンのスープに使う魚介系の出汁を使った「たこ焼き」の専門店や、自分好みにカスタマイズできる鍋焼きうどんの専門店など、新業態に次々と挑戦。

そんな攻めのスガキヤが、2025年2月には新業態のラーメン店「金ことぶき。」をオープンさせました。

店内では男性客の姿が目立ちます。看板メニューの「とろ豚醤油金らー麺」(790円)は、魚介だしのスープに豚や鶏ガラ、煮干しを加えて風味とコクを増し、さらに背脂をプラス。

白醤油や薄口醤油をブレンドしたカエシに、平打ちの自家製麺を合わせ、国産豚のみを使ったとろとろのチャーシューをトッピング。その量は従来のスガキヤラーメンの10倍にもなるといいます。

リポート:
「魚介系のスープの中に醤油と背油のコクを感じます。麺もつるっと程よいコシがあっておいしい」
滑らかな口当たりのスープながら、濃厚なうま味が広がります。
■席はカウンターのみ…男性客をターゲットにした新スガキヤラーメン
では、なぜ名物スガキヤラーメンがあるのに、新たなラーメン店を開いたのでしょうか。
スガキコシステムズの広報担当:
「普段フードコートに来られない方だったり、ガッツリしたラーメンを食べたい男性の方向けのラーメンを作りました」

肉感たっぷりの大きなシューマイ「手包み焼売」(4個530円)や「金炒飯」(690円)など、ボリューム満点のメニューがそろい、男性客をターゲットにしたことから席はカウンターのみとなっています。

客:
「スガキヤのいつものイメージとは全然違うラーメン。本格的」
別の客:
「濃いのが好きな人でも、さっぱりしたのが好きな人でもすんなり食べられる」
スガキコシステムズの広報担当:
「今までのスガキヤのお客様だけじゃなく、若年層や女性、男性、ファミリーなど様々なお客様に楽しんでいただければと新業態にチャレンジしています」

さらにスガキヤは、2025年7月に名古屋・大須で、ラーメンを扱わないスイーツやドリンクのテイクアウト専門店をオープンする予定です。スガキヤの挑戦はこれからも続きます。
2025年7月11日放送
(東海テレビ)