8月9日に長崎県で行われる平和祈念式典に参加する美里町の中学生が、26日、戦争資料を展示している石巻市の資料館を訪れ、平和の尊さを学びました。

美里町では、戦争の体験を若い世代に伝えるため、長崎県の平和祈念式典に中学生を派遣しています。
今年は美里中学校に通う12人が参加する予定で、26日は事前学習として石巻市北村の佐々木慶一郎さんが自宅に開設している「平和資料館」を見学しました。

佐々木慶一郎さん
「九州の小倉を目標に投下する予定だったんですが、その日は天気が悪くて長崎に変更したんです」

中学生たちは、佐々木さんの話や当時の資料を通して、平和の尊さと戦争の悲惨さを学んでいました。

参加した中学生
「実際に原爆が落とされた場所に行って、当時こんなことがあったんだなということをちゃんと学んで帰ってきてから、家族や友達にこんなことがあったんだよということを伝えたい」

中学生たちは長崎での体験を感想文としてまとめる予定です。

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。