高校野球島根大会は25日に決勝戦が行われ、開星が初優勝をめざした松江南を大差で破り、8年ぶり11回目の甲子園出場を決めました。

松江市営野球場で行われた決勝戦。
8年ぶりの甲子園出場を目指す開星と、創部以来初めて決勝に駒を進めた松江南が対戦しました。松江市の高校同士の激突は23年ぶりです。

初回に両チームともチャンスを作ります。まずは開星。
1アウト満塁のチャンスを迎えますが、5番の森の打球を松江南のサード石倉が軽快にさばきダブルプレー、得点を許しません。

その裏、松江南は2アウトながらランナーを2人置いて5番の古田、鋭い打球を放ちますが開星のレフトの小村が好プレーで得点を阻止。
初回から見ごたえのある攻防が展開されます。
しかし、ゲームはこのあと大きく動きます。

2回表に開星は、1アウト2、3塁で9番・ピッチャー松浦!右中間を破るスリーベースで先制すると、打者一巡の猛攻でこの回一気に8点を奪います。
その後も開星ペース!5回にもビッグイニングを作り、14ー0と大量リードを奪います。

一矢報いたい松江南は、5回裏に犠牲フライと相手のエラーで2点を返します。

しかし、その後も開星の攻撃の手は止まず…ゲームセット。試合は26-2で開星が勝利しました。26得点は島根大会の決勝史上最多という記録的な勝利で、8年ぶり11回目の甲子園への切符を手にしました。

開星高校・野々村直通監督:
よく頑張ったと思いますよ。選手とスタッフのお陰ですね。本当にありがたいことです。

開星高校・藤江来斗主将:
夏が始まるまでずっとチームがうまくいかなくて不安もあったんですけど、きょうこの日を迎えられて良かったです。甲子園ベスト8に入れるように頑張ります。

夏の甲子園は、8月3日に組み合わせ抽選が行われ、5日に開幕します。

TSKさんいん中央テレビ
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