石破総理大臣について、自民党内から退陣を求める声が上がり、総裁選の前倒しを決議することもできる、『両院議員総会」の開催を求めて、署名集めが行われています。
そしてこの開催に必要な「3分の1」の署名が集まったことがわかりました。
このように加速する「石破おろし」の動きの中、京都大学大学院の藤井聡教授は、「信を問う」と解散して実施された衆院選で敗れ、参院選でも自身が掲げた獲得議席に達しなかったものの、「辞任せず続投する」と表明している石破総理について「平気で嘘をつく」と厳しく批判し、「『政治秩序崩壊』という大罪」を犯したと指摘しました。
■藤井教授「”政治秩序の崩壊”という大罪 石破茂さんが犯している」
【京都大学大学院 藤井聡教授】「今回の石破さんの振る舞い、全体を見て、僕は『「政治秩序の崩壊」という大罪』、これを石破茂さんが犯している大罪であると思います。
まず例えば、衆議院を『国民に信を問う』という解散をして、選挙で過半数を割ったのに、(総理を)続ける。これだけでも本来やるべき約束を果たしていない。
総理大臣として、『やらないといけないことをやらなくていい』という事例になってしまっている。しかも今回も『50議席を割れば敗北である』と言ったにもかかわらず、それを割り込んでいるにもかかわらず、辞めない。
この2点だけでも、本来総理大臣として、やっぱり我々普通の人間よりももっと一番立派な方がやっていただかないといけない役職の方が平気で嘘をつく。
そういうようなことがあれば、『もう僕ら真面目に生きても、しょうがないじゃないか』と思う人が増えてくることにもなる。『政治なんて、どうでもいいや』ってことになりますから、それは、彼の行った極めて大きな大罪だと思いますね」
(関西テレビ「newsランナー」)