石破首相の進退をめぐり、自民党内では総裁選の前倒しを決議する両院議員総会の開催を求める署名集めが、25日午後の締め切りを前に山場を迎えています。
国会記者会館からフジテレビ政治部・木村祐太記者が中継でお伝えします。
「ポスト石破」として注目される議員をはじめ、署名が徐々に集まる一方、党幹部による切り崩しも行われています。
FNNの取材では、新たに高市前経済安保相が署名し、また麻生派では14人が署名したことがわかりました。
複数の中堅・若手議員は、午後3時の締め切りまでに両院議員総会の開催に必要な「所属議員の3分の1」の署名が集まるだろうと自信をのぞかせています。
一方、複数のベテラン議員から「こんなことをやっている場合ではない」といった声も聞かれます。
ある党幹部からは「署名するなと下の連中に伝えている」と話し、議員からも「幹部から『署名したやつは誰だ?』といった脅しが入っている。切り崩されるのではないか」といった声が聞かれ、情勢は予断を許しません。
こうした中、25日夜には首相官邸前で「#石破やめるな」を掲げるデモが計画されていて、退陣・続投をめぐり永田町は異様な空気に包まれています。