台風による洪水で甚大な被害を受けたフィリピン。
豪雨の中でカップルがとった行動が注目を集めています。
水があふれ、川のようになった道路。
濁った水には多くのごみが漂っています。
フィリピンでは22日、台風による集中豪雨により、首都マニラなどで洪水が発生。
その影響で政府機能の一部が停止した他、飛行機の欠航も相次ぎました。
濁った水が建物内に入ってきた様子を撮影する女性。
窓に目を向けると、ボートで救助される人の姿が映っていました。
人々は、水浸しになりながら道路を進みます。
浸水した教会に集まった人々。
その視線に先にあったのは、ウエディングドレスを身にまとい、バージンロードを歩く花嫁と花婿でした。
フィリピンのブラカン州にある教会で行われた結婚式。
浸水した教会は、どこか幻想的な雰囲気に包まれています。
台風の中での祝福。
ウエディングドレスは汚れ、歩くのも困難な状況でしたが、教会には笑顔があふれていました。
新郎は「勇気を奮い起こしました。これは私たちが乗り越えてきた試練の1つにすぎません」と語りました。
メキシコの首都メキシコシティ南部では21日夜、大量のひょうが降り注ぎ、街全体が冬のような景色に一変しました。
AP通信などによりますと、突然降ったひょうにより、市内各所で排水溝詰まりが発生。
現地では、政府の緊急チームが対応に当たりました。
メキシコシティは標高2000メートルを超える高地にあり、雨期の7月は雷雨やひょうが降ることが多い時期とされています。
そんな中、子供たちは自転車に乗って雪遊び。
それだけ厳しい状況下でも、前向きに生きる人々の姿がそこにありました。