食肉加工品の製造・販売を手がける新潟県阿賀町のアクアフーズが新潟地裁に破産を申請した。
東京商工リサーチ・新潟支社によると、2001年1月設立されたアクアフーズは、業務用の食肉加工品を主に取り扱い、手作りや添加物を極力抑えた商品設計、小ロット対応などを強みに営業していたものの、数年前に大口取引先からの受注が激減。約3億円あった売上高は1億円を割り込み、利益確保が難しい状況が続いていた。
その後、新規販路の開拓やネット販売などで2024年12月期には約1億5000万円まで回復したが、採算は厳しく資金繰りが限界に達し、今回の事態に至った。
負債総額は約1億1300万円に上っている。
