AIやロボットを活用して、働く人に寄り添ったKDDIの新しい本社ビルが公開されました。

東京・港区の高輪ゲートウェイ駅前の広場で2人の女性に近づくロボット。

街に設置された防犯カメラの映像から、訪れた人の性別や年代をAIが解析。
ロボットがその人に合わせた案内をします。

22年ぶりに本社を移転したKDDIが24日、新社屋を初公開。

街から得られる人の流れのデータやJR東日本が持つ鉄道や駅のデータ、KDDIが持つ人々の興味や関心事のデータを収集し、街全体を未来への実験場として人に合わせたサービスを展開します。

例えば、社員食堂の情報が表示されるなど、社内のゲートや改札を通過するときにその人の“今”に合った情報がアプリで配信されます。

また外の店舗から商品を配送するロボットも登場。

セキュリティーゲートやエレベーターを自動通過し、最適なルートで、オフィスに商品を届けてくれます。

さらに、交通機関が乱れた場合は配送ロボットが役割を変更し、オフィスの出入り口で遅延情報などを案内。

この他、自由な発想を促すユニークなオフィスやリフレッシュできるスペースなども設置。

働き方のアップデートにも挑戦します。

KDDI・松田浩路社長:
ここ高輪はイノベーションの発祥の地ともいわれている。ここ高輪で生まれる新しい取り組みを迅速に全国に広げていきたい。