大分県大分市にあるギョーザの無人販売店で7月、商品が盗まれる被害が相次いで確認されました。
店の防犯カメラには同一人物とみられる男の犯行の一部始終が映っていました。
大分市にある無人ギョーザ販売店の防犯カメラの映像です。
7月18日午後9時ごろ、冷凍庫が並ぶ店内に現れたサンダル姿の男。店に入るとまず袋を手に取ります。
その後、冷凍庫の中のギョーザをその袋に入れていきました。この店は無人なため、画面左側に設置されている料金箱に金を入れる必要がありますが、男はそのまま店から立ち去りました。
◆小春餃子 松垣敬祐代表
「2週間ほど前に集金した時、今までに無いくらい金額の差が大きくて、1週間で5万、6万とか2週間で言うと10万円金額が合わない」◆
窃盗の被害があったのは大分市三芳の小春餃子です。
被害が初めて確認されたのは7月5日の夜。
売上金と商品の数が合わないため防犯カメラの映像を確認したところ発覚したということです。店では防犯カメラを2台設置し、24時間監視を行っています。
同一人物とみられる男は7月5日以降、10回この店を訪れていて毎回、金を支払わずに商品を持ち帰っていたということです。
こちらは7月17日の防犯カメラ映像です。男はこの日もギョーザを手に取り袋はパンパンに。その後、男は料金箱の所に行くと金を入れるそぶりをみせます。
しかし手元に金はありません。
そしてしばらく店の中をうろついた後、今度はポン酢を袋に入れます。
そして金を支払わず店を出てきました。
盗まれたのは1パック1000円で販売している冷凍ギョーザと1本400円のポン酢で、被害額は総額およそ10万円に上るということです。
◆小春餃子 松垣敬祐代表
「物価も上がって材料費も上がってる中、 スタッフと苦労しておいしいギョーザを作って提供したいということで作っているので腹立たしい気持ち。今回の人も既に警察が誰が取ったか分かっている状態なので、そういったリスクもあるのでぜひ金をきちんと払って購入してもらいたい」
店は7月19日に、大分中央警察署に被害届を提出したということです。