参議院選挙で与党が大敗しながら続投を表明した石破首相に対して、地方の自民党組織から反発の声が上がる中、福井県議会の会派・自民党県議会は24日、石破首相の早期退陣を求めるよう党の県連に申し入れました。
         
23日は、自民党県議会会長の田村康夫県議が福井市内にある党県連の事務所を訪れ、会長の山崎正昭参議院議員宛てに石破首相の早期退陣を求める要望書を提出しました。
  
要望書は、会派に所属する25人全員に了承を得たもので、県連を通して党本部へ申し入れるよう求めています。県連が、今後どう対応するか注目されます。
 
田村県議は「自民党会派の県議会議員の総意として提出することになった。昨年の衆院選、都議会選に続き、参院選でも大敗を喫した上に、続投を宣言することは受け入れられない。本日、山崎会長は不在だったが、受け取った事務局からは選挙の総括を過去の選挙より速やかに行うとの回答を得ている。自民党も新しく生まれ変わる時だと考えている」と話しました。
 
石破首相の退陣を求める意見は、高知や栃木といった複数の自民党県連から上がっています。    

福井テレビ
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