大分県別府市の上人ヶ浜公園の再開発事業で整備が進められていたリゾート型複合施設が24日オープンしました。
年間の来場者はおよそ50万人を見込んでいるということです。
別府市の上人ヶ浜公園に24日オープンしたリゾート型複合施設「SHONIN PARK」。
貸し会議室大手のティーケーピーが手掛けていて社長の河野貴輝さんは大分市出身です。
総事業費は約20億円で2024年の春から建設が進められてきました。
再開発を巡っては地元から「景観を損ねる」などといった懸念の声が挙がり市が説明会を開く事態に。最終的に駐車場の台数はおよそ半分に、コテージの数も減ることなりました。
そうした経緯を辿り完成した新たな施設。どんな施設なんでしょうか。
◆甲斐菜々子記者
「客室は広々としていて大きな窓からは別府湾の美しい景色を臨むことができる」
コテージ型の宿泊施設は23室あり、全ての客室が別府湾に面したオーシャンビューに。各部屋に源泉かけ流しの温泉も備えられていて1泊2万2000円からだということです。
名物の砂湯は面積が以前の2倍になり48人が同時に利用することが出来ます。
24日は河野社長が砂湯を体験しました。
◆ティーケーピー河野貴輝社長
「汗がじんわりと出てきて気持ちいい。海見ながらこんな贅沢な空間は別府でしか味わえないと思う」
また、敷地内には別府の竹細工などを購入できる土産物店やラーメン店など5店舗がオープンしています。
宿泊客だけでなく観光客や地元の人にも楽しんでもらおうと大分・別府の食材を生かした料理を提供するレストランもオープンしました。
◆ティーケーピー 河野貴輝社長
「地元の人も来てもらって楽しめる、そして観光客インバウンドも楽しめる本当に五感をフル活用する素晴らしい施設が出来た。別府にどんどんリピーター客が増えてきたら観光都市として魅力的な都市になるその一翼を担っていきたい」
「SHONIN PARK」の年間の来場者はおよそ50万人を見込んでいるということです。