甘みが強くてホクホクした食感が特長のサツマイモ「かんしょ」の収穫が坂出市で始まっています。2025年は色が濃く少し大きめの「かんしょ」に仕上がりました。

紅色が濃く鮮やかで丸々と育った「かんしょ」。坂出市の木下農園では28ヘクタールの畑で「かんしょ」を生産していて、7月上旬から収穫が始まっています。

「かんしょ」は皮が薄く色が濃いことに加えて甘みが強くホクホクした食感が特長です。香川県内ではほぼ全ての「かんしょ」が坂出市で収穫されたもので、2024年度は約1460トンが生産されました。

県は旬や品質にこだわって作られた県産の野菜を「さぬき讃ベジタブル」として売り出していて、現在「かんしょ」を含む29種類の野菜で71の生産者が認定されています。2025年は梅雨明けが早く日照時間が多かったことなどから色が濃く、少し大きめに仕上がったということです。

(木下農園 木下睦雄取締役)
「夏の暑い時期でサツマイモを楽しむ気分にならない人も多いと思うが、冷やしイモなどいろんな料理にサツマイモは使えるので、坂出市のサツマイモを知ってもらって、手に取ってもらいたい」

2025年は例年よりやや多い約1500トンの収穫が見込まれていて、11月ごろまで出荷が続きます。

岡山放送
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