参議院議員選挙で与党が過半数割れし、石破首相の責任を問う声が上がる中、自民党宮城県連が7月22日、総理退陣を要求したことが分かりました。
自民党宮城県連 佐々木幸士幹事長
「現場を預かる宮城県連としては、党員の継続・新党員の勧誘はさらに厳しくなる。選挙結果を重く受け止め、総裁として自身の判断で責任を負うべき」
7月20日に投開票が行われた参院選で、宮城選挙区では自民党・新人の石川光次郎氏が立憲民主党・現職の石垣のり子氏に敗れました。
21日に開かれた常任役員会などでは、石破首相が「必達目標」とした50議席に届かなかったにもかかわらず、直後に続投の意向を表明したことなどに対する不満の声が多く上がりました。
こうした状況を踏まえ、県連では22日、小野寺五典政調会長を通じて石破首相に退陣を求める申し入れをしたということです。
自民党宮城県連 佐々木幸士幹事長
「スリーアウトチェンジですよね。衆議院選挙と都議選、そこに参議院選挙、自分で掲げた50議席の目標、それを比較第一党といってゴールポストをずらすというのは、国民の理解は得られない」
一方、石破首相は23日、「退陣」の報道が出たことを踏まえ、「報道されているような事実は全くございません」と否定しました。