ヒロシマの記憶を後世に伝えようと、被爆者の描いた原爆の絵を陶板にしたモニュメントが、被爆80年にあわせ19年ぶりに広島市に新たに設置されました。

対岸に原爆ドームが見える広島市中区の相生橋西詰では、22日、新たな「原爆の絵碑」の除幕式が行われました。

広島市内で11基目となる絵碑は被爆80年にあわせて19年ぶりに新しく設置されたもので、これまで活動を行ってきた市民グループと広島市が初めて共同で制作しました。

石畳には被爆者などが描いた4枚の絵が陶板画としてはめ込まれていて、原爆投下当時の光景がなまなましく表現されているものもあります。
また5枚の石畳には被爆した石が使用されているということです。

【絵を提供した奥原球喜さん】
「慰霊の気持ちと平和への決意、みんなその思いを絵に込めたと思う。毎日通る道に(絵碑が)あるということで、それを思い出してくれたらとても嬉しい」

テレビ新広島
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