「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から37年前の1988年7月、現在の安芸太田町加計で豪雨災害があり14人が犠牲になりました。

広島県内では1988年7月20日夜から北部を中心に200ミリを越す大雨となり、現在の安芸太田町、山県郡加計町や筒賀村などで土砂崩れや家屋の浸水が相次ぎました。

このうち加計町では、住宅が土石流によって押し流され、37歳の母親と小学生の子ども2人のあわせて3人が死亡しました。
また戸河内町では消防団員の男性がお年寄りを避難させようとして車ごと川に転落。
濁流に流され、遺体で見つかりました。

7月23日までに、行方不明者14人が遺体で発見されました。

この災害で起きた土石流は広島特有の花崗岩でできたもろい地層に急激に雨が降ったのが原因とみられています。

(メモ)
広島県「豪雨災害の記録(昭和63年7月20~21日)」によると、家屋被害は、全壊38、半壊20、一部破損15、床上浸水72、床下浸水459。

この年、住民51人が仮設住宅で年を越しました。

テレビ新広島
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