札幌市内2か所で毒性の強い外来種「バイカルハナウド」とみられる植物が見つかったことを受け、市が緊急点検を行った結果、新たな生育は確認されなかったことが分かりました。
札幌市によりますと、緊急点検は7月18日までの16日間、市が管理する道路や公園・緑地、河川、学校などで実施。その結果、新たな生育は確認されなかったということです。
バイカルハナウドは、皮膚に樹液がついた状態で日光に当たると、深刻な炎症を引き起こすおそれのある植物です。
バイカルハナウドと似た毒性のある植物は北海道大学構内で6月24日、白石区東札幌のサイクリングロードの近くで7月2日に見つかっていました。
専門家による調査の結果、少なくとも北大では2007年から、白石区では2010年から生育していたことが分かっています。
入手経路は不明ですが、人為的に海外から北海道に持ち込まれたとみています。
札幌市は「市の管理地で新たに生育が確認された場合、直ちに立入禁止にして除去作業を行う」と話しています。
また、類似の植物を見つけた場合は触れないように注意し、札幌市のホームページ(https://x.gd/2Gv8r)で特徴を確認してほしいと呼び掛けています