イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ガザ中部の街・デイルアルバラに、初めて地上侵攻を開始しました。
この地域には重要なインフラが集まる地域であることから、人道状況のさらなる悪化が懸念されています。
イスラエルメディアによりますと、イスラエル軍は21日、ガザ中部のデイルアルバラに初めて地上侵攻を始めました。
イスラエル軍はガザ全域の制圧を目指していますが、イスラム組織ハマスがこの街で人質を拘束しているとみていて、これまで地上侵攻していませんでした。
一方、国連機関は、デイルアルバラには診療所や海水を飲料水に変える装置など、重要なインフラが多数あると指摘し、これらが破壊されれば市民の生活は深刻な危機に陥ると警告しています。
また今回の地上侵攻により、ガザの人口210万人は、イスラエル軍が退去命令を出していない全体の12%の区域に、さらに押し込められているとしています。