まずは夏の高校野球佐賀大会の決勝戦。甲子園に行くのは、初優勝を目指す北陵か?6回目の頂点を狙う佐賀北か?エースが圧巻のピッチングを見せました。

【リポート・吉冨綾花】「夏の高校野球佐賀大会決勝、スタンドは生徒、保護者、応援団で超満員です。甲子園の一枚の切符をかけて、佐賀36校の頂点が決まります」

【北陵高校OB・西久保汐(しおん)さん】「佐賀県No.1応援団、甲子園行くぞ」「オー!」
【佐賀北高校2年・相原由汰(ゆうた)さん】「応援頑張るぞ」「オー!」

初の決勝進出を果たした第4シードの北陵。対するは、2007年に全国を制し、6年ぶり6度目の甲子園を目指す第3シードの佐賀北です。

佐賀北は2回、1点を先制すると、なおも1アウト1・3塁の場面で今大会打率6割に迫る9番松尾。スクイズで、2点にリードを広げます。その後は互いの投手が得点を許しません。
佐賀北の先発は3年稲富理人。ここまで4試合をほぼ一人で投げ、140キロを超える低めのまっすぐや鋭いスライダーが持ち味です。一方、北陵は今大会、いまだ無失点の3年・加々良慧人が3回からマウンドへ。食らいつきたい北陵は2点を追う5回、2アウト1・3塁とすると打席に立ったのは今大会打率4割に迫る4番永井。しかし、佐賀北のエース・稲富を前にチャンスを生かせません。
佐賀北は2点リードで迎えた6回、ヒットと盗塁などで1アウト満塁のチャンス。この回リードを3点に広げます。
9回裏、北陵は代打の3年大江が出塁し1アウト1塁の場面で代打福島。最後は佐賀北のダブルプレー。稲富が北陵打線を抑えて完封勝利。佐賀北が6年ぶり6回目の夏の甲子園出場を決めました。

【佐賀北高校・稲富理人投手】「初回からピンチ続くことが多かったんですけど要所要所あげて絶対ゼロで抑えるって気持ちで投げました。きつかったんですけど、仲間が笑っていてくれたので気持ちを楽にして投げることができました」

【佐賀北高校・宮崎淳多主将】「とにかく元気はつらつ全力疾走で、応援されるチームを目指して頑張ります」

サガテレビ
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