20日に投開票が行われた参議院選挙。福井県選挙区では自民党・現職の滝波宏文氏が14万6000票余りを獲得し、次点の国民民主党・山中俊祐氏に5万7000票余りの差を付けて再選を果たしました。一方で、前回よりも票を落とすという結果について「重みある」として次の任期に向けての思いを語りました。

3選した滝波宏文氏:
「厳しい戦いだったと思う。前回は19万、20万票近くいっていたのでその間に落とした分の重みがある」
  
6年前の参院選で滝波さんは19万票余りと、投票全体の6割以上を獲得しました。しかし今回は、去年から続く派閥の政治資金問題や自民党として減税ではなく給付金の支給を主張し続けたことが逆風となり、得票率は4割にとどまりました。

全国的に与党が大敗し、参議院でも自民党が少数与党になることについて滝波氏は―
「衆議院、参議院通じて法律や予算できちんと過半数を得られるような政策協議をやっていかないといけない。決められない日本にならないよう、きちんと国会運営ができるように微力だが尽力したい」
  
また、北陸新幹線の小浜・京都ルートでの一日も早い認可・着工に向けて「京都をはじめとする皆さんに科学的に丁寧に説明しながら今年末、京都の駅位置一つに絞って来年度に認可・着工することに向けて頑張っていきたい」としました。

一方、県内の比例代表の得票は自民党が11万票余りでトップに。次点は参政党の5万3000票余り、3番目は国民民主党の5万2000票余りと、全国と同様に参政党や国民民主党が大きく伸ばしました。

福井テレビ
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