参議院選挙から一夜明け、関西の当選議員たちが街頭に立って有権者にあいさつしました。
21日午前8時ごろ、大阪選挙区で初当選を果たした参政党の宮出千慧さんは選挙戦で「第一声」をあげたJR大阪駅前に再び立ち、有権者に決意を述べました。
【大阪選挙区で初当選 参政党・宮出千慧さん】「頑張ります!」
【宮出さん(インタビューに)】「起きたときは夢じゃないかなと思いまして。若者が子育てをしても大丈夫だと思える世の中を作っていきたい」
大阪選挙区ではこのほかに、日本維新の会の佐々木理江さんと岡崎太さんの2人が初当選、公明党の現職・杉久武さんが3回目の当選を果たしました。
大阪選挙区は2016年以降、維新2議席、自公1議席ずつが指定席でしたが、自民党が27年ぶりに参院選で敗れ、構図が変わる結果となりました。
■京都選挙区では維新・新実さんと自民・西田さんが当選
一方、京都選挙区は日本維新の会の新人で元関西テレビアナウンサーの新実彰平さんと、自民党の現職・西田昌司さんが当選しました。
共産党の現職は議席を失いました。
一夜明け、新実さんは京都市内の街頭に立ち、道行く人たちに挨拶をしていました。
【京都選挙区で初当選 日本維新の会・新実彰平さん】「維新に貢献したいという思いではなく、国民に貢献する。そのために維新という器を丁寧に使わせていただくという感覚ですので、(維新が参議院で初めて)京都で議席を取ったということへの感慨は、私自身は大きく持っていないところ」
■近畿や徳島・高知の当選者は
そのほかの選挙区の結果です。
兵庫選挙区は、前の明石市長で新人の泉房穂さんが初当選しました。
また、保守分裂の構図となった和歌山選挙区は、無所属の新人・望月良男さんが当選し、自民党は議席を得られませんでした。
奈良選挙区は、収支報告書への不記載で党から戒告処分を受けた自民党の現職・堀井巌さんが当選しました。
■有権者の声「若者に有利な政策を」「国民の方向いて仕事して」
街行く人からは様々な声が聞かれました。
【20歳】「若者に有利な政策をしてくれたら」
【20歳】「税金下げるか、バイト代上げるかをしてほしい」
【40代】「子供のことだったり、お年寄りのことだったり、福祉とか子育て世帯とかそういうところを頑張ってほしいな」
【50代】「消費税が下がったら(食料品を)買いやすくなるかな」
【50代】「普通のことなんですけど、国民の方向いて仕事していただくことを願います」
当選した議員たちは有権者の大きな期待を背負って、国会に臨みます。