20日に投開票が行われた参議院選挙の議席が確定し、自民・公明両党の与党が合わせて47議席と、参議院全体の過半数を割り込みましたが、石破首相は続投する考えを示しました。

一方、国民民主党と参政党は大きく議席を伸ばしました。

自民党・武見敬三氏(落選):
私は国会議員としての自分の役割は終わりました。

自民党は32の「1人区」で14勝18敗と負け越すなど苦戦し、改選52議席から39議席へと大幅に議席を減らしました。

また、公明党も改選14議席から8議席へと議席を減らしました。

自民・公明両党は合わせて47議席(改選66)となり、非改選を合わせた参議院全体の過半数に必要な50議席には届きませんでした。

石破首相:
比較第一党の議席をお与えいただいたということに対する責任を感じなければならない。

石破首相は20日夜、トランプ政権との関税交渉などを挙げた上で「責任を果たしていかないといけない」と述べ、自民党総裁を続投する考えを示しました。

立憲民主党・野田代表:
大きく前進できなかったことについては分析をよくしていかなければいけない。

立憲民主党は議席の上積みをはかりましたが、改選22議席の維持にとどまりました。

国民民主党・玉木代表:
石破政権と組む気は全くありません。

国民民主党は改選4議席から17議席へと大幅に増やしました。

また、「日本人ファースト」を掲げた参政党も改選1議席から14議席と躍進しました。

参政党・神谷代表:
元々こんなにも多くの支持をいただけるという想定では正直ありませんでした。

日本維新の会は改選5議席から7議席と増やし、共産党は改選7議席から3議席へと半減しました。

このほか、比例代表でれいわ新選組が3議席(改選2)、社民党が1議席(改選1)、日本保守党が2議席(改選0)、政治団体のチームみらいが1議席(改選0)を獲得しました。

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政治部
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総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。