自民党本部からフジテレビ政治部の高橋記者が最新情報を伝える。

自民党本部4階のフロアですが、あちらが森山幹事長ら党幹部の部屋、こちらが開票センターとなっています。

午後8時にテレビ各社が一斉に与党過半数割れの議席予測を報じたあと、党幹部らはみな非常に険しい表情をしながら開票センターで、各社のインタビューに答えています。

石破総理大臣は、まだ姿を見せていませんが、午後9時半過ぎに、こちらに訪れる予定となっています。

Q:今回自民党が大きく議席を減らしたわけですが、石破総理の進退について、何か情報は。

A:はい。石破総理は、今回の参院選の情勢を踏まえて周辺と今後について協議し、日米関税交渉が正念場を迎えていることなどを考慮して、現時点では辞任せず総理大臣を続投する方針を確認したことがわかりました。最終的には確定した議席数を踏まえて判断し、あすの会見で説明するとみられます。

Q:すでに新たな連立を探る具体的な動きは出ているのか。

A:水面下ではすでにこの選挙の前から連立を探る動きは出ていて、今後、加速する可能性は高そうです。

予測の通り、衆議院と参議院ともに少数与党になって、仮に自公政権が続く場合、野党の協力がなければ法案が1本も成立しない状況となります状況にもよりますが、いずれにしても政権の枠組みがこれまでと大きく変わる可能性もあります。

Q:党内から石破氏では持たないとの声は?

A:はい、今回の議席予測を見て、党内からは責任を取って貰うしかないと、執行部を批判する声も上がっています。ただ今回続投するに当たって、厳しい声が出るのは確実です。しかしそうした厳しい声に耐えて続投出来るのかは石破首相の意志と世論などによるとみられています。

FNN
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