「真夏の決戦」参議院選挙の投開票が2日後の20日に迫りました。愛媛選挙区には5人が立候補し18日も支持を訴えています。終盤情勢は現職の永江さんがほかの候補を引き離しリードしています。日野克寿デスクが解説します。
今回の愛媛選挙区は、無所属で現職の永江孝子さん、自民党・新人の上野由佳さん、参政党・新人の原田慎太郎さんの3人の戦いが軸になっています。
FNNの世論調査やテレビ愛媛の取材では、永江さんが選挙戦序盤からのリードを保ち、上野さん、原田さんが追う展開とみられます。
終盤情勢は、永江さんが元アナウンサーという高い知名度、これまでの活動をもとに選挙戦を優位に進めています。FNNの調査では立憲民主党や共産党、社民党支持層の多くを固めているほか、国民民主党やれいわ新選組の支持層にも広がりを見せています。また自民・公明支持層の一部にも食い込んでいます。永江さんは労働組合が強い東予を中心に支持をまとめています。
自民党の上野さんは公募で選ばれたのが半年前と出遅れ、巻き返しへ組織戦を展開しています。自民党や公明党支持層の半数以上をまとめ、南予を中心に支持を広げていますが、陣営が力を入れている無党派層への浸透は大きく広がっていません。この状況のなか、石破首相や小泉農林水産相を始め、大物議員らが連日応援入りするなど懸命の追い上げを図っているものの、永江さんの背中は遠い状況です。
そして参政党の原田さんは、参政党の政党支持率が自民党、立憲民主党に続く3番手になっていて支持の急拡大がみられます。原田さんは参政党の支持層をほぼ固めたほか、国民民主党の一部からも支持が流れてきています。れいわ新選組、日本保守党など既存の政党に不満を持つ層からも支持を集めています。神谷代表が大街道で行った演説には大勢の聴衆が集まるなど、有権者の注目が高まっています。
NHK党の斉藤博樹さん、チームみらいの川端佑典さんは厳しい戦いです。
選挙戦もあとわずかとなり、浮動票の行方も注目されます。各陣営は無党派層の取り込みを狙い、最終日の19日は大票田の松山を中心に支持を訴える予定です。
気になるのは投票率。前回3年前の県内の投票率は48.81%で過去最低でした。今回、投票日が3連休の中日ということで期日前投票が増えています。愛媛県内では17日までに有権者の約2割、22万人あまりが済ませていて過去最多のペースです。
投票率が選挙戦にも影響を与えます。有権者には一票を投じてほしいと思います。
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