西部ガスが福岡県北九州市の響灘地区に増設する国内最大のLNG=液化天然ガスタンクの起工式がありました。

建設予定地では、式典前に神事があり、西部ガスや施工会社の代表らが工事の安全を祈願しました。

北九州市若松区のひびきLNG基地に新たに建設されるのは、国内最大の容量23万キロリットルのLNGタンクで、既に2基が稼働している従来のタンクの約1.3倍の大きさです。

LNGは化石燃料の中でも温室効果ガスの排出量が最も少ないエネルギー源で、タンク増設によるさらなる普及は、西部ガスが2050年の達成を目指すカーボンニュートラル=二酸化炭素排出量の実質ゼロに向けたステップとなります。

さらに、貯蔵量の増加は安定した供給にもつながります。

◆西部ガス 加藤卓二社長
「石炭・石油を天然ガスにかえることで、40%以上の低炭素化を図って、最終的には脱炭素化に進んでいこうと考えている」


総事業費は約500億円で、8月末ごろに着工し、2029年度上期の完成を目指すということです。

テレビ西日本
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