物価上昇率は、3%を超える高い水準が続いています。
総務省が発表した6月の全国の消費者物価指数は、天候による価格の変動が大きい生鮮食品を除いた総合が、去年の同じ月と比べて3.3%上昇しました。
4カ月ぶりに上昇幅は縮んだものの46カ月連続の上昇です。
食料品の値上がりが全体を押し上げ、「生鮮食品を除いた食料」は8.2%上昇しました。
なかでも、コメ類は100.2%上昇し、前の年の同じ月の2倍を超える高い水準が続いているほか、おにぎりは19.1%、すし(外食)6.5%上昇しました。
このほか、チョコレートも39.2%、コーヒー豆が40.2%と、大きく上昇しています。
エネルギー関連では、「電気代」が5.5%、「都市ガス代」も2.8%上昇しました。
一方で、ガソリン代は、政府の補助金による効果などで1.8%下がりました。
下落は8カ月ぶりです。