2025年上半期の岩手県内の企業倒産は45件で、負債総額は75億円あまりにのぼりました。
件数・額ともに東日本大震災が発生した2011年以降最も多くなりました。

東京商工リサーチ盛岡支店によりますと、2025年1月から6月まで負債額1000万円以上を抱え倒産した県内の企業は45件で、前の年の同じ時期より12件増えました。

負債総額は75億4100万円で、2024年の同じ時期と比べて5億8000万円余り増加しています。

倒産件数、負債総額ともに東日本大震災が発生した2011年以降最も多くなりました。

産業別では「建設業」が12件と最も多く、次いで「サービス業他」が11件などとなっています。

東京商工リサーチでは、コロナ禍に行われた実質無利子・無担保の「ゼロゼロ融資」の返済の本格化や物価高による収益性の低下が影響していると分析しています。

この上で「倒産件数は今後も勢いを強める可能性が高い」としています。

(岩手めんこいテレビ)

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