兵庫県明石市で11人が死亡した歩道橋の雑踏事故からまもなく24年となり、遺族が市の新人職員に事故について伝えました。
2001年、明石市が主催する花火大会で、ずさんな警備体制から会場につながる歩道橋が異常な混雑状態となって、転倒事故が発生し、11人が死亡しました。
18日朝行われた、明石市の新人職員研修で、当時2歳の次男を亡くした下村誠治さんが事故の記憶や再発防止への思いを語りました。
【次男亡くした下村誠治さん】「100%安全ということは絶対にない。だからこそ安心150%になるような対策をする。少しでも事故が起きる可能性を低くしていく」
その後新人職員は現場を訪れ、二度と悲劇を起こさぬよう下村さんの話に耳を傾けていました。