ゴーヤーやスイカなど農作物に被害を及ぼすセグロウリミバエが、沖縄県の久米島町と座間味村でも確認されました。南部離島での確認は初めてです。
セグロウリミバエは、ウリ科の植物をはじめ多くの農作物に産卵し果肉を食い荒らす外来種の害虫で、2024年3月に名護市で見つかって以降、本島を中心に確認範囲が広がっています。
県によりますと、7月3日、久米島町と座間味村に設置された害虫を捕獲するためのトラップでセグロウリミバエが確認され、久米島では家庭菜園のキュウリとゴーヤーに幼虫が寄生しているのも見つかりました。
南部離島でセグロウリミバエが確認されたのは初めてで、本島から人や荷物に紛れて侵入した可能性や、風に乗って飛来した可能性もあり、詳しい経緯は分かっていません。
県は、本島で実施している不妊虫の放飼を離島でも行うか検討するとともに、家庭菜園がセグロウリミバエの発生拡大に繋がるおそれがあるとして、ウリ科の栽培を避けるよう呼びかけています。