疑惑の卒業証書の提出先は検察なのか、それとも市議会の百条委員会なのか。いまだ収まることのない学歴詐称問題をめぐり、伊東市の田久保眞紀 市長に与えられた時間は残り24時間を切りました。
17日午前11時半過ぎ。
いつも通り自らの運転で登庁した田久保市長。
伊東市・田久保眞紀 市長:
回答書の方をきちんと出しますので、それを見まして議会の方のことになりますので議会の方にしっかり取材していただければ。
一挙手一投足が注目を浴びる理由は、田久保市長に残された時間があと24時間を切っているからです。
市の広報誌などには東洋大学法学部卒業と記載しながら、実際には除籍されていたことが判明した田久保市長の学歴詐称問題。
百条委員会・井戸清司 委員長:
市長の卒業証書とされる書類について伊東市長・田久保眞紀氏に対し7月18日 午後4時までに記録提出を求めていくこととしたいと思います。これにご異議ございませんか?
百条委員会の委員:
なし!
このため、市議会の百条委員会は田久保市長が市の職員や議長などに見せた卒業証書とされる資料を7月18日午後4時までに提出するよう求めています。
地方自治法の規定により正当な理由なく記録の提出を拒めば刑事罰を科される可能性もある百条委員会からの請求。
ただ田久保市長は…
伊東市・田久保眞紀 市長:
そういったテクニカルなことは私1人では決められないので、まだ相談は続けている。いずれにしても回答書という形でそこの部分を説明したものを付けて提出をする予定。議会から私が提出したものに対して次どのようなものがこちらに要求されるかによって対応していくべきなのか、自分の行動を先行するべきなのか、そこも含めて慎重に考えていきたいと思う
卒業証書を提出する考えがあるのか繰り返し問われましたが明言を避け続けました。
とはいえ、百条委員会が求めているのはあくまでも原本の提出です。
百条委員会・杉本一彦 委員:
今の段階で文書(回答書)を持っていくと言っているということは、私たちが求めている肝心要の卒業証書は今の段階だと持って来る気はないと聞こえた。まだ1日あるのでしっかりと考えてもらい素直に提出するよう願っている
田久保市長は最終的にどのような判断を下すのか。
市議会のみならず市民からも厳しい目が向けられています。