街に響く、ジャズの音色。
選挙戦も終盤に突入した7月15日、れいわ新選組がJR仙台駅前をステージへと変えました。

れいわ新選組・山本太郎代表
「どうか力持たせてくれませんか?この力を大きくしていくことで突破できるもの、必ずありますよ。まず何があっても心配するなそういう国を作りたいそんな国なんか作れるはずがないそう思いますか?やったことないじゃないですかそんなこと。じゃあやってみようよやるしかないよ」

れいわ新選組が全国の改選1人区で唯一、候補者を立てた宮城選挙区。新人の石井義人氏です。

石井義人氏
「皆さんぜひ石井義人、石井義人に一票、よろしくお願いいたします。横に、縦に押し上げください。よろしくお願いします」

山本太郎代表
「もう自民党議員みたいな挨拶するでしょ(笑)」

山本太郎代表とともに訴えるのは…。

石井義人氏
「もちろん、消費税はいらない消費税はゼロでいい。消費税は廃止の一択です」

6年前の参院選では、消費税ゼロを公約にした立憲民主党の現職、石垣のり子氏の応援に回りましたが今回は決別。消費税が争点ともなっている今回の参院選を、石井氏は、”最大のチャンス”ととらえています。

石井義人氏
「6年間言い続けてきた消費税廃止。今が最大のチャンス、やれないことはない」

もともと政治に興味がなかったという石井氏。政治家を志したきっかけは、6年前、山本代表が仙台市内での街頭演説で発した「国民を救う」という言葉でした。

石井義人氏
「そのときに私の頭の中が大転換を起こして、これは山本太郎という人間を押し立てて将来、総理大臣にしなきゃいけないなと」

東北中から集まったボランティアが支える選挙戦。
石井氏は消費税の廃止に加え、季節ごとの10万円支給を行い、個人消費を活性化させると訴えます。

石井義人氏
「国民の貧困を救うこと、この日本という国の底上げです」


立憲民主党の現職、石垣のり子氏。

石垣のり子氏
「皆さんのご期待がより責任感につながってきますね」

6年前…

石垣のり子氏
「私はMs.消費税で行きたいと思います」

消費税ゼロを公約にして初当選しました。その考えは今もぶれずにいます。

石垣のり子氏
「今回の選挙の争点、まさしく“物価高からあなたを守り抜く”。消費税、立憲民主党としては食料品の消費税ゼロ。申し訳ないです。私、ゼロを言い続けて頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします」

今回の選挙戦では、有権者の声を一人でも多く聴くため、事務所キャラバン作戦と名付けた初めての仕掛けを敢行。選挙期間中、6カ所の事務所を転々としながら、県内全域を”縦横無尽”に駆け巡りました。

石垣のり子氏
「この農業政策、ここで立て直さないと本当に耕作放棄地が増えて、私たちの食料が危機に陥ると思っておりますので、この立て直しをしっかりと訴えていきたいと思っています」

宮城選挙区は選挙全体の勝敗を左右する改選1人区。党本部も幹部を次々と投入し、議席を何としても守り抜く構えです。

立憲民主党 小川淳也幹事長
Q初日に宮城
「(宮城選挙区は)非常に重要な選挙区だと認識をしており、必勝区としていくべく党としても全力をあげたい、そういう趣旨です」

立憲民主党野田佳彦代表
「私は消費税の減税には慎重な立場でありましたけども、石垣さんに説得されました。本当に筋を曲げない人です、頑固な人です」

野田代表は期間中、2度も県内入り。党の公約よりも一歩踏み込む石垣氏を持ち上げました。

石垣のり子氏
「野党共闘で押し上げていただいたこともありますので、一つの象徴として代表も力を入れていただいているのかなと思う」

消費税減税に伴う財源もあるとして、”責任ある減税”を掲げる石垣氏。
掲げる政策の原点は…。

石垣氏のり子氏
Qずばり?
「人権ファースト」
Qその心は?
「すべての基本です。人の命を守る、平和を守る。すべての基本」


政治団体、チームみらいの新人、角野為耶氏は、政治の在り方そのものをテクノロジーを活用してよりよいものにしていけると訴えています。また、政治資金の透明化を行うシステムなどを広げていくことで、国民が期待できる政治を実現していくと主張しています。

改選定数1の宮城選挙区には7人が立候補しています。
・チームみらい 新人 角野為耶氏
・れいわ新選組 新人 石井義人氏
・立憲民主党 現職 石垣のり子氏
・参政党 新人 ローレンス綾子氏
・自民党 新人 石川光次郎氏
・無所属 新人 中村高志氏
・NHK党 新人 前田太一氏

仙台放送
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