18日(金)以降、夏の高気圧がぐっと勢力を強め、関東甲信~東北は夏休みに合わせるように梅雨明けとなりそうだ。この先1週間くらいは夏空が続き、東京都心でも気温は35℃前後と連日危険な暑さが続きそう。

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また、南の海上はボコボコと台風が連続して発生する気配も…。今年は、どんな夏休みの天気になりそうだろうか?

全国、どんな夏休みに?

6月は統計開始以来で最も暑くなったが、7月下旬にかけては北海道でも最高気温35℃以上の猛暑日になるところがありそうだ。

ただ、8月上旬は一時的に夏の高気圧が勢力を弱め、日本付近は湿った空気の影響で雨が降りやすくなる時期も。

8月中旬以降は、西日本・東日本は晴れて残暑が続くが、北海道など北日本は上空に寒気を伴った低気圧の影響を受け、不順な天候になりそうだ。

一方、沖縄は台風や湿った空気の影響を受けやすくなりそうだ。南の海上は海面水温が30℃以上と高く、台風や台風のたまごが発生しやすい状態が続いている。

今年は台風1号の発生が6月11日と統計史上5番目の遅さとなったが、ここ1カ月で5個発生し、まもなくフィリピンの東で台風6号も発生(日本への直撃なし)する予想で、平年並みに追いついてきた。

また、来週後半には別の熱帯擾乱が発生し南西諸島方面へ進むモデルも各国予想している。最近の台風の特徴は近海で発生、発生から接近までの時間が短いため、最新の情報をこまめに確認してほしい。

猛暑で蚊も“夏バテ”か

「蚊(ヒトスジシマカ)」は、気温20℃~30℃で活動が活発になり、35℃を超えると動かなくなるそうだ。昼間には「蚊」を見かけない日も多そうだが、気温が下がる夜は活発になる。

対策としては、白くゆったりとした服を着る、足を清潔にする、虫よけは日焼け止めの後にぬるのがおすすめだ。

【執筆:日本気象協会・福冨里香気象予報士】

フジテレビ気象センター
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最新の気象・防災情報や、「なぜそういったことが起こるのか?」現象の背景を徹底解説。フジテレビ気象センターに所属する気象予報士9人の他、日本気象協会、ウェザーマップとも連携し、天気を味方につけて毎日が楽しくなる情報や、つい誰かに話したくなるような情報などお届けします。