学歴詐称問題の渦中にいる伊東市の田久保眞紀 市長が7月17日に自身のSNSを更新し、一部報道で公務の欠席が相次いでいると指摘されたことに対し「日々の業務や公務につきましては現状の日程を滞りなく進めております」と主張しました。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記載する一方、実際には除籍されていたことが明らかになっていて、市議会からは辞職を勧告されているほか、百条委員会が学歴詐称問題に関わる事務手続きについて調査しています。

こうした中、一部報道で公務の欠席が相次いでいると指摘されたことに対し、17日夕方に自身のSNSを更新した田久保市長は「受け入れていただく先の施設や会場、主催の方々のご心配やご懸念、又、イベントや会議等への影響を配慮した担当課の意見を尊重し、私の公務への出欠は協議を前提に決定するよう指示をしております」と記し、「現状では、現場やイベント等への影響の心配を最優先にするべきとして市としても対応しております。何とぞご理解をいただけますようお願い申し上げます(いずれも原文ママ)」と呼びかけました。

その上で「私の日々の業務や公務につきましては現状の日程を滞りなく進めております」と反論しています。

ただ、田久保市長は16日、終日市役所に姿を見せなかったほか、17日も登庁したのは午前11時半過ぎでした。

また、2日に開いた会見では「自分がつらいからといって今の状況を全て投げ出して逃げ出すようなことはしたくない」「個人的な状況で仕事に穴を開けたり、いい加減な仕事をするのが信条に反するのでそこは意地でもしっかりとやっていきたい」と述べていたものの、直後の4日に行われた県市長会の定例会議を欠席し、6日に行われたイベント2件への出席も見合わせていました。

テレビ静岡
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