映画やエッセイなど様々な分野で才能を発揮した人に贈られる今年の「伊丹十三賞」に、評論家の山田五郎さん(66)が選ばれました。17日に発表されました。
「伊丹十三賞」は今年で17回目。愛媛とゆかりがある伊丹さんがイラストレーターや映画監督など才能を発揮した様々な分野で、優れた実績をあげた人に贈られています。
今年は選考会の結果、評論家・編集者の山田五郎さんが選ばれました。選考委員会は「美術を対話的に掘り下げるインターネット番組『山田五郎オトナの教養講座』の斬新さ、おもしろさ」を評価したとしています。
山田さんは上智大学を卒業後に講談社に入社し、「Hot-DogPRESS」編集長などを経て独立。TV番組にも出演し、「オトナの教養講座」はチャンネル登録者が72万人に上っています。
受賞には「伊丹十三さんはあんな大人になりたいと憧れさせてくれた素敵なおじさん。そんな恩人のご尊名を掲げた賞を頂戴する栄誉に浴し、驚がくと恐縮に震えている。おじいちゃんの歳になり大病と闘う中での受賞は、伊丹さんが教えてくれたことを少しでも後世に伝えていけという最高の励ましになった」としています。
贈呈式の開催は、東京都内で秋頃を予定しているということです。
「伊丹十三賞」は2008年に創設。これまでに糸井重里さん、タモリさん、池上彰さん、是枝裕和さん、星野源さん、宮藤官九郎さん、三谷幸喜さんらが受賞しています。
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