民事再生中の愛媛県四国中央市の丸住製紙が、工業用水の取水を7月に入って止めていたことが17日に分かりました。水が必要な製紙関連の操業は事実上終了しました。

四国中央市によりますと、丸住製紙は5月31日時点で工業用水を1日あたり約12万トン取水。民事再生法の適用を受けて6月に契約量が半分になり、7月1日から取水を全て止めました。

工業用水の契約は会社の都合の減量を原則認めていないものの、丸住製紙が民事再生の状況になり、やむを得なかったとしています。

関係者によりますと、水が必要な製紙関連の操業は事実上終了しました。丸住製紙は「答えられない」としています。

四国中央市では工業用水を33社とあわせて1日あたり約60万トンを契約。丸住製紙が5分の1を占めていたものの、去年10月から今年2月分の約3億1600万円が回収できてないということです。

市の工業用水の事業は赤字にならない見通し。値上がりなどしないよう努力を続けるとしています。

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テレビ愛媛
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