アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長をめぐるトランプ大統領の発言などを受け、外国為替市場の円相場が乱高下しました。
アメリカの現地メディアが16日、「トランプ氏がパウエル氏を解任する可能性が高い」と報じたことを受け、金融市場が混乱するとの懸念が広がり、外国為替市場の円相場はドル売りが加速しました。
一時、1ドル=148円台後半から、146円台後半まで2円近く円高が進みました。
その後、トランプ氏がパウエル氏解任の可能性について「極めて低い」などと否定すると、円相場は一転して、一時148円台前半まで値下がりしました。
市場関係者は、「今後もトランプ大統領が、解任について強く言い続けると、ドル安が進む可能性もある」と指摘しています。