アメリカのトランプ大統領はFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長について、2026年5月の任期まで解任しない考えを示しました。
アメリカ・トランプ大統領:
幸いにも、あと8カ月ほどでFRB議長を代えることができる。公正な仕事をする人を選びたい。
トランプ大統領は16日、記者団に対し、FRBのパウエル議長の解任の可能性について「極めて低い」とも語り、2026年5月の任期まで解任しない考えを示しました。
この発言に先立ち、ブルームバーグ通信は16日、ホワイトハウス関係者の話としてトランプ氏がパウエル氏を解任する可能性が高いと報じ、外国為替市場では急速なドル安が進むなど市場に混乱が広がっていました。
トランプ氏はこれまでもパウエル氏の政策判断を巡り「遅すぎる男」と繰り返し批判するなど解任を示唆していて、16日も改めて早期の利下げを迫りました。