16日も警報級の大雨が予報されている関東。
午前11時、千葉市を襲った突然の大雨。大粒の雨が地面に打ちつけ、駅前には人の姿がなくなってしまいました。
一方、埼玉・春日部市では正午過ぎ、突然の雨に見舞われました。
撮影者はたまらず車の中に避難することに。
雨は15分ほど降り続いたといいます。
神奈川・小田原市では小田原城に横殴りの雨が打ちつけていました。
局地的な雨は東海地方でも…。
断続的に強い雨が降った静岡県内の空は雲に覆われ、白っぽくかすみ視界が悪くなっています。
傘をたたきつける激しい雨。降り続く雨で道路は水浸しになっていました。
温泉街を襲った大雨と強風。
下田市では正午過ぎ、突然バケツをひっくり返したような雨が降り出しました。
地面にたたきつけられた雨が跳ね返り、水しぶきを上げます。
さらにごうごうと音を立てる温泉街、強風が吹き荒れました。
観光客は屋根のある場所で雨宿りを余儀なくされていました。
静岡市では14日の降り始めから200mmを超える大雨となっています。
突然の雨は伝統の祭りにも影響が出ています。
神奈川・逗子市にある亀岡八幡宮で行われる例大祭。
午前10時前、心配されていた雨が降り出しました。
雨にぬれないようシートがかけられた、おみこし。
亀岡八幡宮神輿会・太田廣相談役:
飾り綱がぬれることが心配。おみこしのときは(シートを)取ってやりたい。
祭りの伝統を守るため、雨での中止は避けたいという神社側。
参加者からは、「天気が心配、去年も雨だった。雨にも負けず風にも負けず元気にやりたい」「(雨でも)ぶちかます!」という声が聞かれました。
おみこしが街を練り歩く午後2時が近づくと雨が降り始め、一斉に雨宿りをしていました。
しかし、威勢のいい声が雨雲を吹き飛ばしたのか、おみこしが登場する頃には雨がやんだのです。
参加者は、「気合で雨雲を吹き飛ばします!」「すごい楽しい。担げば雨もどこかに行ってくれるので最高」と話しました。
警戒が続く災害級の大雨。
関東では帰宅ラッシュにかけて激しい雨と雷雨の恐れがあり、急な天気の変化に注意が必要です。