新聞配達員の男性がクマに襲われ死亡した北海道南部の福島町で7月16日未明、現場近くでクマ1頭が目撃されました。
「午前1時半ごろ、こちらの草地でクマが目撃されたということです。目撃者によりますと、奥に見える高校の方向に去っていった可能性があります」(有田慈彦記者)
16日午前1時半ごろ、福島町内を車で巡回していた人が「生活支援ハウスやまゆり荘」付近の草むらにクマがいるのを目撃しました。
現場は、7月12日に新聞配達中の男性がクマに襲われた後に遺体で見つかった草むらです。
さらに午前2時ごろには、1キロほど離れた住宅で「ウーという、うなり声を聞いた」と住人から警察に通報がありました。
「クマの目撃が2度あり3度あり、不安はみんな持っている。用事があっても外を歩けない」(福島町民)
住民の不安が増すなか、町は箱わなを5基設置してクマの捕獲に向けて警戒を続けています。