コメの価格高騰が続く中、種子島では温暖な気候を生かした超早場米の収穫が始まりました。
取材した会社の水田では、コメ需要の高まりを見込んで2024年より栽培面積を増やし対応しています。
3月上旬に田植えをした鹿児島県南種子町中之下の水田では、15日、黄金色の稲穂が次々と機械で刈り取られ、1.1ヘクタールから約5.5トンのコシヒカリが収穫されました。
2025年は春先に風が強い日が続き、作柄が心配されましたが、梅雨明けが早かったため「良い出来」ということです。
収穫を行った会社ではコメの需要の高まりを見込んで作付面積を2024年の24ヘクタールから27ヘクタールに拡大していて、収穫量は75トンから80トンに増える見込みです。
新栄物産代表取締役・古市純一さん
「やっと稲刈りができてホッとしている。去年より量はあると思う。今年はコメ(の値段)も上がっていて、農家としては安心して作れる」
収穫されたコメは早ければ7月20日には島内のスーパーに並ぶということです。
南種子町の超早場米の稲刈りは7月いっぱい続きます。