夏スイカ生産量日本一を誇る「尾花沢すいか」が出荷の時期を迎えた。2025年は雨が少なかったことで、甘みがぎゅっと詰まった仕上がりになったよう。
大石田町にあるJAみちのく村山・西部すいか選果施設。
「尾花沢すいか」の本格的なシーズンが始まり、15日に出発式が行われた。
式には、産地の大石田町と尾花沢市・村山市の関係者などが出席し、シーズン中の作業の安全を祈願した。
式のあとは、地元の園児たちを招いて試食会が開かれた。
糖度12度以上と甘く育った「尾花沢すいか」。園児たちの感想は…。
(園児)
「甘くておいしいです。」
「(Q.何個食べたい?)10個くらい」
(リポート)
「私の顔よりも大きくずっしりしている尾花沢すいかがこれからたくさん梱包されて運ばれていくそうです」
朝8時の選果場には、収穫したばかりのスイカを山のように積んだトラックが列を作った。
JAみちのく村山によると、2025年の「尾花沢すいか」は、降水量が少なかったことで例年よりも糖度が高く、気温が高い日が多かったため収穫が追いつかないほど生育が順調だという。
(JAみちのく村山・大山功部会長)
「猛暑や酷暑になりますけど、夏は尾花沢のスイカを食べて涼しんでもらえたら幸い」
JAみちのく村山は、2024年より2万ケース多い95万ケースの出荷を見込んでいる。
出荷のピークは7月中旬~8月上旬で、出荷は9月ごろまで続く。
スイカのサイズは10段階あって、一番大きなものは重さ約18キロにもなるそう。山形でぜひ新鮮な味を堪能してほしい。