参院選「徳島・高知選挙区」の候補者密着企画をお送りするシリーズ。
今回は自民党の新人・大石宗さんです。
支援者:
「(握手しながら)頑張ってやりゆうき大丈夫!」
「故郷高知を頼みます」
「地方から日本をつくり直す」自民党の新人・大石宗さん(44歳・公明党推薦)。これまで旧民主党などから3度衆院選に挑み、いずれも自民の現職に敗北。しかし県議会議員だった2025年1月、かつて戦った自民党から要請を受け、公認候補として参院選に挑む事になりました。
選挙戦初日は、長年支えてくれている地元・高知市からスタートです。
大石宗さん(街頭演説):
「自民党を倒してもらいたかった。期待をしていたのに失望した。こういった声があるということをよく書かれます。しかし私は、政治を始めた当初から誰かを倒したいと思って政治をしたことはありません」
高知の衰退を止めたいと会社を辞め、政治の道に入って20年。一貫して訴えてきたのが“都市集中”から“地方分散”へ。「ふるさと」に命を吹き込む挑戦です。
大石宗さん(街頭演説):
「命をかけて政治をやってきた。だからこそ今回の戦いは絶対に負けるわけにはいかない。私たちのふるさとが待ったなしだからであります。そして私たちの国・日本が大変危機的な状況にあるからであります。日本を守るための現実的な防衛政策をやらないといけない。地方のために予算を取ってこないといけない。地方のために制度を変えないといけない。批判やパフォーマンスではなく、一歩一歩前へ進めていく政治を、ぜひ私に託して下さい」
選挙を支えている、前知事の尾崎衆議院議員。「自民党で一緒に仕事をしよう」と要請した一人です。
応援演説の後、高知市の選挙事務所で一緒に昼食をとります。
尾崎さん:「トンカツ!いただきましょう」
スタッフ:「10分です!」
尾崎さん&大石さん:「10分!」
大石宗さん:
「尾崎代議士も僕も仕事とか公私ない人なんですよ。公私のない人たち…24時間政治(笑)」
元知事・尾崎議員:
「一番初めからご一緒してきましたんでね。知事の時から。いかに地方のために頑張る人かってことは僕が一番知ってるつもり」
大石さんは4年前に再開した剣道で20kgも体を絞り、出馬表明以降は高知・徳島の全ての市町村を回ってきました。
選挙戦4日目は徳島。地元の自民党県議や市議と一緒に回ります。
大石宗さん:
「阿南の役に立てるよう頑張ります(チラシを配る)」
猛暑日を記録したこの日、組織戦で分刻みのスケジュールをこなしながら、こんな本音も。
大石宗さん(選挙カーから):
「(キッチンカーを見かけ)大変美味しそうな出店がでております。本当は立ち寄って一杯やりたいところですけども、すみません」
選挙カーを降りて、店の人に声を掛けます。
大石宗さん:
「本当はハイボール飲んでいきたいけど、また」
大石さんは、小中学生の2人の男の子の父親。立ち寄った公園で2歳の子供を見つけ「おはようございます」と近づいていきます。
大石宗さん:
「2ちゃい(歳)が一番可愛いですよね。うちも全然手もつないでくれんなった、小4(笑)」
子どもたちに「自信が持てる未来」をと訴え、国を守る安全保障や外交にも強い思いがあります。
大石宗さん(街頭演説):
「中国やロシアといった目の前の脅威、そして北朝鮮といった脅威に対抗していかなければならない。安定性、責任感を、投票行動の指針にぜひとも位置づけていただきたい」
支持を広げるため、力を入れるのがSNS。徳島の井村県議からの応援メッセージを撮影します。
井村県議:
「徳島県議会の井村です。大石宗、よろしくお願いします。最後まで頑張りましょう!」
大石宗さん:
「OK!完璧!ありがとうございます」
YouTubeやインスタグラムなどで日に何度も政策や活動を発信しています。
知名度の低い徳島で選挙を支えるのが、自民党の議員や党員です。徳島の選挙事務所に到着すると「おかえりなさい」と出迎えられました。
徳島県議 福山博史さん:
「宗さんが帰ってきてくれたんで嬉しいです。多分奥さんより私の方がようけ電話しよんと思うんですよ。
大石宗さん:
「ほんまですよ」
徳島でも党の仲間と関係を深めてきた大石さん。政治不信を招いた自民党、そして日本の政治を立て直したいといいます。
大石宗さん:
「自民党が積み重ねてきた歴史や経験も、日本の政党政治の財産。その中で変えないといけないと思っている若い仲間と一緒に前に進んでいけたら」
自民党も党をあげて支持を訴えます。
(7月7日・高知市)小泉進次郎 農水相:
「胸を張ってわれわれが100%完璧な政党だと言うつもりはありません。だけどこれだけは言えます。自民党が一番マシです」
(7月12日・南国市)石破茂 首相:
「豊かな暮らし・強い経済を実現するのは我が自由民主党であり、公明党であり、大石宗。お力を貸していただきたい」
大石宗さん:
「地域に根を張って生きてきた皆さんの思いを全てぶつけ、今の国民生活の安心と未来への希望を切り開いていく。私はその先頭に立って戦う決意です」
「高知、徳島が日本の主役」。その信念で正々堂々、政策を訴えていきます。
参院選「徳島・高知選挙区」の候補者に密着シリーズ。
15日は無所属の現職・広田一さんについてお伝えします。