佐世保と言えば基地のまち、ハンバーガーのまちですが洞窟遺跡の数が日本一の町でもあります。
佐世保市の「福井洞窟」が2024年、国の特別史跡指定となった記念事業として貴重な埋蔵文化財の展覧会が12日から始まります。
12日からはじまるのは文化庁などが主催する「発掘された日本列島2025」展です。
11日は佐世保市で開幕式がありました。
この展覧会は全国44カ所の遺跡出土品約480点を展示していて、埋蔵文化財を直接目にすることができる貴重な機会です。
県内では壱岐、対馬に続いて3カ所目の開催です。
佐世保市は国内で最も多い36の洞窟遺跡が確認されています。
その中の一つ、「福井洞窟」が2024年10月に遺跡の国宝とも言われる「特別史跡」の指定を受けたことを記念し、今回の開催が実現しました。
文化庁文化財第二課 大澤正吾 文化財調査官
「毎年約8000の調査が行なわれている。(出土した)実物を見る機会が無い。列島展を通じ全国を巡回して多くの人に見てほしい」
会場は佐世保市博物館島瀬美術センターと福井洞窟ミュージアムの2カ所で、12日から8月24日まで開催されます。