福岡県柳川市の高校生たちが、大阪の万博会場で重要なプレゼンを担当。

万博初の宇宙ライブです。

10日、大阪・関西万博の会場で行われたのは、国際宇宙ステーション・ISSとのライブ通信。

宇宙を身近に感じ、地球の未来や環境課題について考えるきっかけにしてほしいと企画されたこのイベント。

ここに登壇したのが、柳川高校の生徒たち。

実は、柳川高校では5年前から宇宙教育に力を入れていて、イベント主催者の依頼で、この日、ISSを紹介するプレゼンを担当したのです。

その約数時間前、柳川市のグラウンドでは…

◆生徒
「ちゃんとやろう!ちゃんと!」
「難しい」

厳しい暑さの中、柳川高校の生徒約300人の生徒が集まり、巨大な布を広げていました。

◆生徒
「めっちゃ楽しみです。ドキドキしています」

70枚の布をつなぎ合わせること3時間。

中継で結んだ万博会場に映し出されたのは…

◆万博会場の生徒
「ISSの実際の大きさをこちらに再現しています」

柳川に残った生徒たちは、サッカーコート1面分ともいわれるISSの大きさをグラウンドに表していたのです。

さらに…

◆万博会場の生徒
「柳川高校の生徒が手を振っています。あの場所こそが『きぼう』なんです。これは生徒15人が横に並んだぐらいの大きさがあります」

日本の実験棟「きぼう」などの位置や大きさを人で表し、ISSの構造を説明しました。

◆参加した生徒
「めちゃくちゃすごいなと思って。高校生活でこんなことができるのは柳川高校だけじゃないか」
「大成功が納められたんじゃないかな。楽しかった」

5年後の2030年には、宇宙への修学旅行という壮大な目標を掲げている柳川高校。

今回の経験で、宇宙への夢はさらに膨らんだようです。

◆生徒たち
「宇宙修学旅行に行くぞ!おー!」

テレビ西日本
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