教師による児童や生徒へのわいせつ事案が相次いでいることを受け、広島県教育長は県立学校や市・町の教育委員会に服務規律の徹底を促す通知を出したことを明らかにしました。
【広島県教育委員会・篠田智志 教育長】
「教員のわいせつ事案あってはならないことであって、非常に由々しき事態が続いている。決して他人事では許されない事案だと思っている」
県教委が今月8日付けで出した通知では盗撮を防止するために私物のスマートフォンやデジタルカメラを用いて児童や生徒を撮影しないことや、教師と子どもが密室の状態にならないようにするよう求めたということです。
一方、県教育委員会は福山市で20代の女性にわいせつな行為をしたとして先月逮捕されていた24歳の特別支援学校の男性教師について、11日付けで停職6か月の懲戒処分にしたと発表しました。
男性教師はその後、不起訴処分となり、依願退職しています。