去年9月、広島市中区のクリニックで塩素ガスを発生させて職員や患者を体調不良にさせたとして書類送検された2人の臨床工学技士について、広島地検は不起訴処分としました。

臨床工学技士の男性(56)と女性(42)は、去年9月、業務上の注意義務を怠って塩素ガスを発生させ、職員や患者など47人に塩素ガス中毒にさせたなどとして、業務上過失傷害の疑いで書類送検されていました。

広島地検は、2人を今月2日付で不起訴処分としました。
処分理由について、男性(56)は「送致事実を認定するに足りる十分な証拠がない」女性(42)は、「情状全般を考慮した」としています。

テレビ新広島
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