アメリカで競技人口が2000万人を超える大人気スポーツ「ピックルボール」。

テニスにしては少しかん高い打球音で、“テニス”“卓球”“バドミントン”を掛け合わせたような競技です。

使うのは「パドル」と呼ばれる卓球より少し大きいラケットと穴が空いたプラスチックのボールです。

アメリカではプロリーグも発足、その名も「Major League Pickleball」。

そんな最高峰の舞台に挑戦する日本人メジャーリーガーがいます。

「マイアミ・ピックルボール・クラブ」でプレーする船水雄太選手(31)。

かつてソフトテニスで世界一にも輝いた31歳が、今シーズン、日本人初のメジャーリーガーとしてMLPデビューを飾りました。

日本人初MLP選手・船水雄太選手:
ソフトテニス時代も日の丸を背負って大舞台戦ってきたという経験がある。プレッシャーと戦ってきた中でのメンタルをうまく応用できたらなと思います。

ピックルボールは、ネットの両側のノンボレーゾーンでは、ノーバウンドでボールを打ち返すボレーが禁止されています。
そのため、ゾーンギリギリでラリーを続けますが、少しでもボールが浮くと強烈なボレーが飛んできます。

そんな中、船水選手がスーパープレーを披露しました。

なんと驚異の反射神経で回転ボレー。
デビュー戦で会場を沸かせました。

さらに翌日の試合では、テニスで身につけた素早いハンドリングでポイントを決め、メジャーリーグ初勝利。

日本人唯一のプロ選手としてメジャーリーグでの挑戦は続きます。

日本人初MLP選手・船水雄太選手:
日本人として初めてのMLPチャンピオンというところと、世界チャンピオンというところをただひたすら純粋に目指して頑張っていきたい。