気象庁は10日、向こう1カ月(7/12~8/11)の天候の見通しとなる1か月予報を発表しました。
広島県を含む中国地方(山陽)の気温は高く、特に期間の前半は、かなり高い状態が続く見込みです。
東・西日本を中心に太平洋高気圧(夏の空気)に覆われやすく、上空およそ1500メートルの気温も平年より高い傾向となっているためです。多少の変動はあるものの夏本番に突入し、期間全般に渡ってこの状態は続く予想です。
さらに、太平洋高気圧に覆われやすい時期があるため、降水量は平年並か少なく、日照時間は平年並か多いでしょう。
天気の傾向を週ごとに見ても、平均気温が平年を上回る可能性が各週でかなり高くなっています(1週目7/12~7/18:80%、2週目7/19~7/25:60%、3・4週目7/26~8/8:60%)。
1週目(7/12~7/18)は平年に比べて高温傾向が特に強く予想されている一方で、天候の見通しとしては曇りや雨の日が多い見込みです。
これは太平洋高気圧周辺の風によって、東シナ海付近の暖かく湿った空気が流れ込みやすいためとみられています。
直射日光が減っても蒸し暑く、夜間も気温が下がりにくい状況が考えられます。
気象庁の1か月予報とは:
季節予報の一種で、ある日の天気を「晴れ」、「雨」といったように断定して予報するのではなく、1か月間の大まかな天候を「向こう1か月間は曇りや雨の日が多い」のように、期間の大まかな天候を予報します。
気温や降水量などは平年との比較で予報します。