カラカラに乾いた農地…。島根・松江市では、水不足で、収穫したトウモロコシが「歯抜け状態」に。農家から悲鳴の声が上がっている。

鶴原農園・鶴原治代表:
トウモロコシに限らず植物にとって今、水が必要。ナスビ・キュウリ・すべての夏野菜に水が不足しています。

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7月に入って、連日真夏日を観測する厳しい暑さが続いている松江市。6月27日の梅雨明け以降、10日以上、雨がほとんど降っていない。
この雨不足が、夏野菜に大きな影響を与えている。

記者リポート:
畑の土を触ってみると、まず熱いです。水分が全くなく、固くなっています。

出荷が始まっているトウモロコシだが、見た目にも変化が…。

(Q. 水不足のトウモロコシはどのようになるんですか?)
鶴原農園・鶴原治代表:
正常なトウモロコシは実がびっしり並ぶけど(水不足だと)バランスが悪く並ぶ。歯抜けができたりする。下手したら半分(廃棄)の可能性もある。

雨不足で生育不良が起き、歯抜け状態となったトウモロコシ。出荷の基準に満たないものは、廃棄せざるを得ない。

背の高いトウモロコシは、スプリンクラーで水をまけないため、まとまった雨を待つしかないという。

鶴原農園・鶴原治代表:
本来ならもっと雨が降ってたら背丈はこのぐらいまでなる。
とにかく夕立でもいいから、なんでも良いから ひと雨1時間ほど降ってほしい。
(「イット!」7月10日放送より)